こんにちは!おかん小町です。
今回は育休中に独学で宅建試験に合格した方法をご紹介します。
育休中に宅建試験に挑戦される方や、社会人で受験される方の参考になれば嬉しいです。
10か月間の独学で宅建試験に一発合格
育休中に独学で宅建試験42点で合格しました!
私、2021年に第一子を出産しFP2級を取得して、「次は宅建取るぞ!」と意気込んで少しずつ勉強していたのですが、2022年に第二子を妊娠しました。悪阻がひどいタイプで勉強どころか生きていくのが精一杯の状態のため2022年の受験は断念。勉強したことは頭から抜け落ちて2023年1月から勉強スタートして独学で42点で一発合格しました。
育休中に宅建一発合格はできる!
結論、育休中に独学で宅建一発合格することは可能です。ただし、めちゃくちゃしんどかったのが本音です(笑)ですから、合格発表を見たときは今までの努力が報われたと喜びと共に安堵しました。
ちなみに私の前提条件はこちらです。
- 不動産業界未経験
- 私学文系大学出身(文学部)
- 2021年にFP2級取得
FP2級と宅建が一部出題範囲が重なっていますが、宅建の出題範囲では1問~2問あるかどうかの内容のため、ほぼ未経験の状態でした。
育休中に挑戦した動機
第一子出産後にFP2級を取得したのですが、この勢いのままもう一つ資格を取りたいと思いました。今勤めている会社が今後どうなるかなんて誰にもわからない。何かあったときのために資格を取りたい決意。そして、当時ギリギリ受かるかもしれないと思ったのが宅建でした。(この安易な考えが後に地獄を見ます。)また、子育て中の拠点となる家を検討しているタイミングで、不動産のことに興味を持ったというの理由のひとつでした。
復職後の資格取得は今よりも難しいと思ったので、「受験は育休の期間のみ」「絶対一発で合格する!」と決めて勉強を開始しました。
宅建取得のメリット
宅建士は独占業務のある国家資格
- 重要事項の説明
- 重要事項説明書への記名押印
- 契約書(37条書面)への記名押印
という独占業務があります。そして、不動産会社は各事務所に5人に1人以上は宅建士を配置しなければなりません。そのため、不動産業界での求人が多くあります。また、資格手当がつく会社もありますので年収アップにつながりやすいと言えます。
誰でも受験することができる
宅建試験は日本に居住している人であれば誰でも受験することができます。なんと小学生で合格された方もいるようです。そのため、私のように不動産業界未経験でも受けやすい資格です。実際試験会場では老若男女様々な方が受験されていた印象です。
法律系の資格では比較的難易度が低い
宅建試験の合格率は例年16%と言われています。「○○点以上で合格」ではありませんので、受験する年によって合格点が変わります。私が受験した2023年(令和5年)では36点が合格点でした。34点~38点で推移しているので正答率70~75%が目安と言えます。合格率は決して高くはありませんが、司法書士や行政書士などの法律系の資格と比較すると難易度は低いため、私のような法律系の知識も無い不動産業界未経験者でも挑戦しやすい資格です。
勉強スケジュール
私の場合、10か月間で総勉強時間は約500時間です。直前期までは1日1~2時間勉強していました。子育てはイレギュラーの連続なので勉強できない日も多々あります。4月に出産もしましたので産後1か月はほとんど勉強しませんでした。
勉強方法は『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』を軸に勉強を進めました。
これ、個人的には超おすすめです!暗記系の試験にはもってこいでした。
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10か月の勉強スケジュール(要約)
試験10~4ヵ月前 | 分野別問題集+YouTube+参考書 |
試験3~1ヵ月前 | 分野別問題集+過去問 |
直前1ヵ月前 | 過去問+模試 |
試験10か月前~4か月前
メインは分野別問題集。参考書は辞書代わりに使用しました。問題集を解き続けることによって解説文を暗記できるほど何周も解き続けました。この方法のおかげで、基礎的な問題はニュアンスが変わっても解くことができ知識の底上げに繋がったと思います。
また、家事や育児は「手」は忙しくても「耳」は空いている時間がありますので、料理をしながら、掃除しながらYouTubeで苦手分野の解説動画を見ながら勉強しました。
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「歌で覚えるシリーズ」は大変お世話になりまして、試験当日も歌いながら会場に向かいました(笑)
ちなみに、私は自分の字が嫌い+ノートにきれいに書けないので、ノートにまとめる作業は全くしませんでした。どうしても書いて覚えた方が良さそうと感じたときだけメモ書き程度に書きました。家事・育児しながらの勉強はなかなか机に向かう時間はとれないので好きでなければノートにまとめる必要はないと思います。
試験3か月前~1か月前
分野別問題集が仕上がった気がしたので、前年度の過去問を解くとなんと「28点」(合格点は「36点」)2択までは解答を絞ることはできるが、最後の詰めができていないと焦り過去問に着手。まだ苦手な民法に力をいれつつも宅建業法・法令上の制限を中心に過去問を解きました。
この時期は隙間時間にアプリで問題を解きました。特に授乳時間は動く動くことができないので、『宅建ドットコム 過去問道場』さんを主に活用しました。
試験直前1か月
過去問解けていたら受かるかも!?と思い、模試に手をつけていなかったのですがこの時期にようやく模試をはじめました。合格予想点34点に対し31点などイージーミスで点を落として焦り出す私。
宅建を受けるときに自分で勝手に決めたことだから家族には迷惑かけないぞ!と決意していたのですが、このままではおそらく受からない。鬼気迫る勢いで勉強していた私に、夫が「子どもたち見ておくからカフェで勉強しておいで」と提案してくれて、ラスト1カ月は夫の休みは子どもたちを任せて集中して勉強しました。
何度も間違える問題を徹底的に解き直して忘れないことを意識しました。そして試験2週間前で私は苦手な民法には時間を割かないと決め、宅建業法・法令上の制限・税その他に絞って勉強しました。
個人的にはラスト1カ月の追い込みのおかげで合格できたと思います。
まとめ
宅建は育休中でも合格を目指すことができる資格です。しかし、これには家族の協力が不可欠でした。特に直前期は夫が仕事休みの日でも家族で遊べず私の勉強を優先させてもらったことに罪悪感を感じながら、だからこそ絶対に合格してやる!という強い想いになりました。結果的に合格できて喜びと共に安堵しましたし、自分のスキルアップにつなぐことができて勉強して本当に良かったと思います。これから宅建に挑戦する方は自分と家族の健康第一に無理のないように過ごしてください、応援しています!
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